双子の物語

誤解




学校までつくと、ちょうど授業が終わったみたいだった。





私は、大輝と別れて教室に入った。





すると、





「あっ、佐奈っ!何今さら登校してんのよっ。





遅すぎっ」





一番にそう言ったのはもちろん華菜だ。





「ごめんごめん。起きるの遅すぎた!」





と、笑ってごまかす。





まぁ、本当に遅れた理由は、大輝なんだけどね。





その事は言わずに、華菜に謝った。





そして席について、一段落ついた。





「ねぇっ!佐奈ちゃんって、橋本くんと付き合ってるの?」





と、クラスの女の子達6人くらいが聞いてきた。





「ちが……」





「そうなのっ?佐奈ちゃんすゴーい!」





違うよって言おうとしたら、遮られた。





そして、次々に話が大きく……


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