【完】恋した相手は元カノの妹~キミに溺愛中~
平常心を保つようにして花歩の手を強く握る


「奏哉の手、温かいね」


「そうか?花歩の手が冷たいだけだろ」


他愛のない話をしながら手芸店を目指した


「ねぇ、あの2人カップルかなぁ?」


「お似合いだよねー!!」


「ピンクのワンピース着てる子可愛すぎる!!」


なんていう男女の会話が聞こえる


“ピンクのワンピースを着てる子”=花歩


花歩には今の会話聞こえてないはず。


俺は花歩を隠すようにして店へ入った


「わぁ~!!凄い」


手芸店に入ってからの花歩の一言


連れて来て正解だったな


「花歩、あのな。奏が好きそうなヤツとお店の小物を作るための布地選んで。」


「あたしが選んで良いの?」


「母さんの花歩に選んでもらいたいってご指名。」


花歩なら良いの選びそうだな
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