【完】恋した相手は元カノの妹~キミに溺愛中~

君には迷惑掛けてばかりで申し訳ないです*花歩side

キミにはいつも

迷惑ばっかり掛けてる

申し訳ない気持ちと

“ありがとう”という

気持ちが交差している

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眩しい太陽の光で目が覚める


隣を見ると気持ち良さそうに眠る奏哉の姿


ちょっと体を動かすだけで足に激痛が走る


悠介に再会したあの日に受けた暴力であたしは一切笑えなくなってしまった


あの時は奏ちゃんを守ることで必死だったから体に痛みなんて感じなかったけど…


目が覚めて感じた痛みは凄まじかった


思い出すだけで涙が出る


奏哉に心配掛けたらダメなのは分かってるけど…


心配掛けてしまうんだ


申し訳ない気持ちでいっぱい


「花歩、起きたか?」


あたしは小さく頷いた


「泣かなくて良いよ」


奏哉は涙を拭ってくれた
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