【完】恋した相手は元カノの妹~キミに溺愛中~
「花歩。俺、1回家に帰るから。」


「うん。良いよ」


てっきり“帰らないで”って言われるかと思ってた


「ちゃんと戻って来る。花歩を置いていったりしない」


病院から学校が近いから良かった


「気をつけて行ってきてね?」


「あぁ、花歩もリハビリ頑張れよ」


小さく頷いた花歩の頬にキスをした


「これできっと頑張れる」


花歩はそう言いながら少しだけ微笑んだ


食事を食べたのを見届けずに病院を出て家に帰る


「ただいま」


「お帰り。花歩は?」


母さんは朝食の準備をしていた


「寂しそうにしてたよ」


母さんもいつの間にか“花歩”って呼んでるし。


俺は準備してあった朝食を食べて学校へ行く


「お弁当、持って行きなさい」


母さんに弁当箱を渡された
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