【完】恋した相手は元カノの妹~キミに溺愛中~
俺は花歩を抱き上げベッドに寝かす


「眠かったら寝て良いんだぞ」


「病院に帰りたくないな」


明日の夕方には帰らなきゃいけないんだっけ…?


そう考えると早いんだな


あっ、そうだ


俺は机の引き出しからあるものを取り出した


「花歩、プレゼント」


「へっ…?プレゼント?」


起き上がる花歩を止めた


「寝たままで良い」


「開けて良いの?」


不安そうに聞く花歩を見て小さく頷いた


恐る恐る開けている


「これは…」


「親父がデザインしたエンゲージリング」


花歩は驚いた表情をした


俺は花歩の指にリングをはめるとゆっくりと抱き寄せた


「花歩、これから先ずっと一緒に居て下さい。花歩とならどんなことでも乗り越えられる」


花歩からは大粒の涙が流れていた
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