【完】恋した相手は元カノの妹~キミに溺愛中~
今、居る場所から奏哉の家までは近い


その間、会話はなかった


でも、さっき奏哉が言ってくれたように気分がスッキリしている


「ほら、着いた」


なんかドキドキする


「ただいま」


奏哉が言うとみんな一斉に走って来た


「花歩!!」


未咲さんは一目散にあたしを抱きしめてくれた


「心配したんだからね!!急に居なくならないで」


大粒の涙を流した未咲さん


「ごめんなさい…」


「でも、良かったわ。怪我はしてないわよね」


「大丈夫です。」


怪我はなかった。寒かったけど。


「花歩…」


「おとーさん?」


目には涙を浮かべたお父さんが立っていた


「良かった…。事件に巻き込まれてたらどうしようかと思ってたよ」


お父さんはあたしの存在を確かめるように抱きしめてくれた
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