【完】恋した相手は元カノの妹～キミに溺愛中～

「どうした？」


「はぐれちゃうから握っただけ…」


「甘えたくなった？」


俺の言葉にハッとしたものの小さく頷いていた


「花歩は１人だもんな」


利一さんも忙しいみたいだし、知歩は居ないし。


「知歩の彼氏さんだから甘えるなんて申し訳ないけど…。」


花歩なりに考えてたんだな。


「知歩は今、居ないんだ。それに俺に甘えるのが花歩なら知歩は許してくれるさ。」


大事な妹なんだから…


それに知歩がどれだけ花歩を大事にしてるかは知歩と接していた中で分かってるつもり


「知歩は怒らないから甘えたい時に甘えれば良いよ」


「好きじゃないのに甘えて良いの？」


「花歩は転校してきたばっかりなんだ。それに利一さんからも頼まれたしな」


だから、俺達家族で花歩を支えてあげないとって思った