【完】恋した相手は元カノの妹~キミに溺愛中~
「奏哉、ごめんね…」


「良いって。仁のこと、苦手なんだろ?」


あたしは小さく頷くと奏哉は頭を撫でてくれた


悪い人じゃないってことは分かってる


だけど、仁君を見たらやっぱり思い出すんだ


奏哉は本当に優しい


今だってあたしを庇って車道側を歩いてくれてる

「花歩、荷物置いて着替えてからバイトにおいで」


「うん。分かった」


家の前で一旦、奏哉と別れる


「お姉ちゃん、ただ今」


帰って来てお姉ちゃんに挨拶するのは毎日の日課


知歩はあたしと奏哉が出会ったことどう思ってるかな?


着替えながら考えて必要最低限の物を持って奏哉の家へ…


未咲さん曰わく、可愛い格好をしてくれれば良いらしく服装は自由


普段、制服ばっかりだからコーディネートを考えるのは楽しくて仕方ない
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