わがまま姫の優しい王子
信号待ちでハンドルを握りながら暁が顔を覗き込んでそんなことを言う。


もうっ、お腹空いて機嫌悪いなんて美姫そんなに子どもじゃない。




「クスクス。そんなほっぺた膨らませて可愛いなあ。帰ったらすぐにオムライス作るから待ってね」




片手でそっと美姫の頭を撫でる。優しく笑ってまたハンドルに手を戻した。
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