アウト オブ ザ ブルー

心持ちが前回の妊娠時と全く違うせいか、切迫流産の兆候は次第におさまっていった。


つわりもそれほどつらくなかった。



妊婦検診は引き続きあの総合病院で女医先生に担当してもらっていたが、


経過は全く順調で、私は少しずつ大きくなっていくお腹に日々愛しさを感じていた。






ひとり暮らしを再開して間もなく、私は自宅でできるパソコンの入力関係のアルバイトも始めていた。



親にはできるだけ頼りたくなかったが、出産にかかる莫大な費用を工面することはやっぱり難しかったので、


それだけは両親に出世払いということで借してもらうことにした。



父は最初しぶっていたが、母の働きかけもあり、結局承諾してくれた。



私は改めて親のありがたさを実感した。
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