§スウィート・ルージュ§~甘い秘密を召し上がれ~(完)

ジュリアさんの部屋は、直がいる最上階のひとつ下の階


1フロアの半分が、ジュリアさんの部屋


何畳あるかよくわからないくらい広いリビングルームに、
こっちでも人気なのか、アイランドキッチンに、
バスルーム、トイレはちゃんと別れてる

ウォークインクローゼットに
ゲストルームは、なんと二つ
あとは、倉庫代わりの部屋ひとつ


なんて、広いのっ!!


「咲和ちゃんは、こっちの部屋使ってね」

ゲストルームの一つを
私の部屋にしてくれるそうだ


案内されて、ドアを開けると…


南国風をイメージしたのか

グリーンとオフホワイト、ブラウンで統一されて

ベランダには、ヤシの木?!

ハンモックまである!!

シワひとつなくベッドメイキングされてるベッドは
女の子の憧れ、天蓋付き!!

なんだか寝るのが申し訳ないくらい…


「なに、ぼーっと突っ立ってんのよぅ!

荷物、運んで着替えたらリビングいらっしゃいよー

晩御飯、作るの手伝って!

ココでは、宿代もらわない代わりに私の手伝いしてもらうからね!」


「は、はいっ!」


手早く荷物をクローゼットに入れ、着替えてリビングへ向かった


キッチンにはすでにジュリアさんがエプロンをつけて…

それも、白のフリフリ…

思わず、吹き出しそうになるのを堪えた


「今日は、もうカンタンにパスタだからねー

そこにある材料切ってフライパンに入れて炒めてね

今、パスタ茹でてるから

茹であがったら、そっちいれるから、いいカンジのタイミングにしてよ」


「あ、はい、わかりました」


どうやら、材料からするとナポリタンのようだ


ニューヨーカーでも、ナポリタン食べるのね…

日本だけだと思った…


私が不思議そうな顔をしてるとジュリアさんは

ジュリアさんのおばあさんが

ナポリタンをよく作ってくれたそうで

日本人が来ると必ず、作るのだそうだ

おばあさんは、日本人だそう

実家では、日本語と英語の両方が飛び交って育ったそうだ

だから、日本語ペラペラなのね



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