§スウィート・ルージュ§~甘い秘密を召し上がれ~(完)
すると
私の前に跪き、桜井くんの手が
私の手を包み込む
「せんせー
オレのコト…好き?…」
私を見上げる桜井くん
「……」
その瞳が真剣そのもので何も言えない
「…キライ?」
「……」
吸い込まれそうな瞳から目が逸らせない
「…答えて…?」
「……キ、キライじゃない…」
「じゃぁ、好き?」
う……
本当は、自分でもわかっているの
本当にイヤだったら、一緒にこんなところまで来ないし
いろんなことをされたら、完全拒否だってできたハズ
知らないうちにどんどん私の心の中を占めて
桜井くんの顔を見ない日がなくなったら
怖い自分がいる、って
気が付いてた…
昔の辛い記憶も全然思い出すことがなくなって
恋愛感情を取り戻してくれた
人を想う気持ちを思い出させてくれた
そんな桜井くんをキライなワケないじゃない…
もっと…
桜井くんと恋がしたい…