恋のち、飴玉
一粒オチタ



「ちょ……待てよ」

「やだっ」



その日の私はどうかしていた。

いつもなら従順に、言われるがままに大人しくしていたのに。

その日ばかりは、長年の均衡を破って逃げ出した。


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