密と蜜~命と共に滴り堕ちる大人の恋~
 高校は新聞配達をしながら、大学はコンビニとファミレスでバイトをしながら通っていた。

 遊ぶためにバイトをしていた同級生とはお金の価値が違った。有名ブランドの服やバッグなんて私にはなんの価値も見出だせない。

 必要な物か不要な物か、きちんと考えてから手に取り、もう一度値段を見てからレジへ向かう。

 半額や割引のシールがついていたら迷わずそちらを買う。

 一円玉だって立派なお金。そういうお金の使い方をしていた。


 卒業して社会人となり、一人暮らしをしながら如何なる事にも負けないように自分自身というプライドと戦いながら生きてきた。


 高すぎるプライドはたまに邪魔になるけど、砂を噛み締めたような微粒子のプライドは生きていく糧になると思う。



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