いつかまた、君の隣で


私が引いた11番の席は一番前の席だった。


「最悪…」


その小さな呟きが聞こえたのか
梨沙がニヤニヤしながら聞いてきた。

「奈々夏、もしかして一番前?」

「うん…」

「あんた、くじ運ないねー!」


本当だよ。
一番前なんてきっと先生にたくさん指されるに決まってる。

今から憂鬱だ。
< 21 / 21 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

公開作品はありません

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop