小悪魔な王子様
「あ~あ、でもオモんないなー。 こんなすぐ終わってもーて」
「確かにな~」
なに、みんなこっち見てニヤニヤ笑っとる。
頭ん中で危険信号が鳴ってる。
逃げな…マズイ事になる…。
でも身体が強張って動けへん…。
「もう放課後やし、ここなら別に見つかれへんやろ」
田辺先輩の一言で、チャラい奴らが
うちの腕を両側からがっしり掴んだ。
「そんじゃ、ヤッちゃう?」
「なんだかんだ言って、顔可愛いしな、こいつ」
それだけ言うと、無理やり押し倒された。