偽善愛で夢を見て。


交代に、悠史が風呂へ向かう。


一人残されたベッドの上。
軽いストレッチをし始める。

体堅いと、気になる。
私だけかもしれないけど。

私みたいに長風呂じゃない、悠史。
あっという間に出てきてしまった。
体からはまだ湯気が漂い、腰に巻かれた一枚のバスタオルが色っぽい。


私は裸族のように、見事な裸体。
布ひとつ覆わないのは、気にする必要がないから。
何人にも抱かれたせいか、恥じらいというものが欠落している。



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