甘いお菓子をピンクのリボンで結ぶ
 結実香がチーズパイを琉生にあげようとしていたのに、達磨が食べてしまった。
 琉生は結実香の悲鳴に驚きながら、何度も名前を呼んでいる。

「達磨が・・・・・・琉生君のチーズパイを食べちゃった・・・・・・」
「ごちそうさま」
「達磨の馬鹿!琉生君、ごめんなさい・・・・・・」

 結実香の泣きそうな声を聞いた琉生は結実香に優しく声をかけた。

「結実香ちゃん、気持ちだけでもかなり嬉しいよ」
「気持ち?」
「そうだよ、結実香ちゃんが俺にチーズパイをプレゼントしようとしてくれた気持ち」
「私、達磨が食べなかったら、琉生君にあげるつもりだったの・・・・・・」

 お茶を飲んでいる達磨を結実香は恨めしそうに見ていた。
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