女子高校の男子高生?!
第3章

翔磨の家

無事野外合宿も終わり、通常授業が始まった。

「そういえば、猫、見たいんだっけ?」

麗…じゃなくて翔磨が言う。

「あ、う、うんっ」

「心配?男子一人だよ?」

翔磨が真剣な表情を見せる。

「翔磨なら大丈夫だよ」

私が照れながら言うと、翔磨は不思議そうな顔をする。

「何が?何が大丈夫なの?」

「へ?」

何が大丈夫ってどういうこと?

「翔磨ならなにもしないって信じてるから…」

私がもごもごと言うと、翔磨はふーんと言って、「じゃ、今日寄ろうぜ?」と言った。

「うんっ」
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