女子高校の男子高生?!
大量の資料を持ち上げ私も麗の横を歩く。

生物室へと向かう廊下を二人並んで歩く。

「手伝ってくれてありがとう」

「いいよこれくらい」

・・・沈黙。

あんまり静かだから、私は落ち着かなくて話しかけた。

「麗は・・・なんでそんな男っぽいしゃべり方なの?」

「そうかぁ?普通だよ」

「・・・そういえば、部活フォークソングはいるんでしょ?」

「そう。お前もやれば?ぜってー楽しいと思うぜ」

「でも、あれって4、5人のグループを作ってライブやるんでしょ?」

「そうだよ」

「私、組む人いないし、できる事なんか歌しかない」
< 8 / 52 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop