【完】君想い
結花と話しながら桜の花が舞う道を歩く。





結花とも会えなくなるのか……。



それはそれで、別の切なさがうまれる。



賢吾と愛美が付き合っているから、

自然と俺らは二人になることが多かった。



だから、

寂しさを感じたのかもしれない。





結花は、将来保育士になりたいと言った。

すげぇーな。

そうやって夢持ってて……。





ザーッ





一瞬の強い風に桜の木が揺れる。

そして、結花が言った、

_______“好きだよ”と。
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