かけがえのない君のために

動き出した彼

《未来》


蓮都くんに初めて愛してるって言われて顔が綻んでしまう。


やっぱり私は蓮都くんがいなくちゃもうダメだ。


さっきまで沈んでいた気持ちは彼の言葉でもうすっかり有頂天になる。



よしもう大丈夫。


あれ?なんだか一階でお母さんとお父さんが言い合ってる気がする。


どうしたんだろ?


私はこの後、衝撃的な言葉を聞かされる。




「どうしたの?ってそれ・・・私の日記。もしかして読んだの?」




リビングに行くとお母さんが泣き叫んでいてお父さんはソファで頭を抱えていた。


そして机の上にはわたしがあの悲劇を書いた日記が置いてあった。
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