傷跡の花。


「晴海…まさか…」


「学校…ぃくね…」






本当は怖くて行けないけど
お母さんと居づらいし…


学校に行くことにした。



「いってくるね…」





がたん…。





お母さんの
行ってらっしゃいの声はなかった……。













………………………



学校についた。



「…おはよっ…」


「晴海ぃ!!おはっ♪待ってたよ!!」


「おはょ♪晴海来ないかとおもたー!!!」



友達の麻由香と雛李が私の席に集まって来た。


「おはよ!!ウチは元気だから☆」



いつも通りと変わんない。


大丈夫☆


大丈夫!!



だいじょ…
「てか塔子先輩ヤったのわかる!?」



回りから聞こえた…
声………………。







ヤる……………






いや…



「やぁ…っ…」



真っ青で冷や汗をたくさんかいていた…




「晴海!!大丈夫!?」


「保健室いくよっ!!」








私は雛李に保健室まで運ばれた…。






「…ありがと」


「大丈夫…??体調悪かったんだよね…」


「大丈夫!!うんっ…」

「…本当…大丈夫??」

「大丈夫だよっ☆うん…………………ぅっ…ん…っ」


「晴海…!!」






涙が止む事はなくて…
私は一生泣いて暮らすのかな………。




14歳の秋頃…



私はもう壊れかけていた……。
< 11 / 14 >

この作品をシェア

pagetop