超俺様彼氏に愛されて!?

謎のグループ～花恋side～

今は昼休み。
怜奈と一緒に売店で買ったパンを教室で食べていると、いきなりすごい勢いで教室の扉が開いた。
｢姫川花恋ちゃんいる？｣
急に知らない3人組の男の人達が教室にやって来た。
きっと2年生だ｡　
｢花恋、あんたのことだよ！まさかあの人達になんかしちゃったの？｣　
怜奈が言う。
｢何にもしてないよ｣
本当に心当たりがない。
でも、とりあえず行ってみる。
何か大事なことかもしれないし。
｢私が姫川花恋ですけど…｣
｢君が花恋ちゃん？噂通りすごい可愛いね！｣
右側にいる可愛い系の男の人が言った？
大輝も言ってたけど噂って何？
｢あの～噂って何ですか？｣
｢知らないの？君、この学校で一番可愛いって噂なんだよ！｣
可愛い系の人が言った｡
何その噂…
｢そんな…私可愛くなんてないです｣
｢君自覚ないんだねっ｣　
｢それより私に何の用ですか？｣
｢小野大輝って知ってるよね？｣
｢はい…｣
大輝が一体私に何の用？
まさか、さっきぶつかったって私があんな態度とったから私を連れてこいってこの人達に頼んだのかな～心配…
｢大輝が私に何の用ですか？｣
｢わからないけど、大輝が君を連れて来いって言うから｣
｢…｣
｢まぁ、とりあえず付いて来て。｣
｢はい…｣
そうして私は3人に連れられて、3階にある空き部屋と思われる所に着いた。
先頭に立っていた男がその部屋の扉を開けた。
その瞬間、私は固まった。
だって…
中には20人くらいのヤンキー｡
私のクラスの子までいる。
そして真ん中のデッカイソファーには大輝がいる。
なんか、カッコイい…
｢花恋、ここ座れ｡｣
｢ぇっ？｣
｢いいから｣
｢キャっ｣
大輝に腕を引かれた私はバランスを崩しソファーに座っている大輝の方へ倒れ込む。