天才少女~5つの顔をもつ者~
私は夜の街に足を踏み入れる
細い道を通り過ぎると
居酒屋通りがある
そこの『すみれ』という所でバイトをしている
従業員用のドアから入り
『こんばんは』
と言う
来ました。と言う合図にもなるらしい
「あら。ナツルちゃん
今日お客さん多いからよろしくね」
『はい』
この人はここの亭主?の
スミレさんだ
お母さんが亡くなった時
色々世話になった
優しい人だ
「ナツルちゃん~準備できた?」
『今行きます』
私は更衣室を出て店に出た