大人の恋愛~背徳の行方~
8月の日差しを受けながら、今日は、高丘家でのバーベキューが
行われていた。

蘭子も休みだった為、参加することになり、総勢9人で行われた。

9人のほかに、幸子や義也も参加し、皆は、楽しく時間を過ごしている。

高丘家は、案外庭が広く、螢たちが小さい頃は、ブランコや遊具が
置かれ、今は、螢達が、学生時代にやった、バスケットゴールが
置かれていた。

そんな中で、楽しくバーベキューをしていると、偶然、螢と真紀が
やって来た。

「こんにちわ~」

一瞬、梨桜の顔が強張った!!

そして、理に幸子、義也に環までもが、強張った!!

「あ・あら、いらっしゃい・・・どうしたの、今日は?」

幸子が慌てて、真紀に声をかける・・・・

「はい、実家に送られてきたお肉が沢山あるから、お義父さん達にも
 どうぞ!って、言われて届けに来たんです。」

真紀が、楽しそうに話している後ろで、バツが悪そうに螢が立っていた。

「あら、真由美も達哉もいたの!?」

「えぇー、私達も、一緒にって、誘われたのよ!ねぇー黒木君!」

「あぁー、そうなんだ。それよりでかくなったなぁー、そのお腹!!」

「そうなのよ!!最近は、動くようになってきたのよ!!」

真紀は、真由美や黒木がいるせいか、上機嫌で話始めた。

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