大人の恋愛~背徳の行方~
螢の離婚
「ただいま・・・・」

「お疲れ様・・・・って螢、あなた、その顔、どうしたの!?」

幸子は、螢の顔つきがあまりに変わったため、驚愕した・・・・・

「あぁー、色々あって・・・・父さんもいた?」

「えぇーリビングで、あなたを待っているわよ・・・・」

「うん。とりあえず、リビングに行こう。」

螢に促されて、理も梨桜も、幸子もリビングに向かった。

空港からの車中は、螢が、梨桜に寄りかかりながら、梨桜の手を
握りしめながら、眠っていたので何も話をしなかった。

梨桜は、経験から、螢は、かなり強いストレスで、心身共に疲れ
精神状態も、限界来ているのを感じたので、黙って、螢の好きなように
させておいた。

「父さん、ただいま・・・・」

「おぉー、おか・・・・・お前、何かあったのか!?」

リビングには、香奈も来ており、香奈以外が座ると、香奈は、
皆のコーヒーを淹れ始めた。

「父さん、母さん、俺、離婚するわ!!」

「「「「・・・・・・・」」」」

全員が、黙った。
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