学園アイドルRTD
しかし、
甲子園の地区予選を2週間後に控えたある日、
再び嵐が訪れたのだ。
その中心人物は、
先生との恋を諦めて、彼氏との幸せな恋をしていたはずの日向だった。
「美玲」
朝、学校に登校すると、
暗い顔をした日向に声をかけられた。
「どうしたの?」
「実は…」
その話を聞いた瞬間、
私は耳を疑った。
“先生に告白された”
日向は戸惑いながら、
私に話してくれた。
正直、先生のことは好きだけど、
どうしたらいーのか、
悩んでいるということ、
この恋は、
決してたくさんの人に祝福してもらえるわけじゃないと、
いうこと…。
日向はすごく悩んでいた。
でも、
私にはどうしたらいいのか、わからない。
だから、
話を聞いてあげた。