orders!



「和馬くん、今日のランチはぁ?」

「今日はパスタランチだよ」

「やったぁ、パスタ大好き〜」

「俺も、君みたいな可愛い子大好き」

「またそんなこと言ってぇ」



そう話しながら、和馬は彼女の鼻をちょんと突っつく。



「……」



その光景にますます、不機嫌になっていく顔。



和馬は、女の子が好き。

同世代はもちろん、年上年下見た目も問わない。親世代のマダムも、幼稚園くらいの子供達も、同様に可愛がる。

別にみんなと付き合いたいって感じではないんだろうけど、どの子にも同じように調子いいこと言ってベタベタして…そりゃあ彼女としては、気に障るっていうわけで。



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