orders!



「お前、橋本さんの…」

「ぶるーりーのおにいちゃん!」

「へ?」

「おにいちゃん、だめー!!」

「ダメ???」



女の子が俺を指さし言う言葉の意味がわからず、俺は首を傾げる。



「何だ何だ、意味がわかんねーよ…」



視線を合わせるようにしゃがみ込むと、その子は俺の頭をバシッと叩いた。



「いてっ!何すんだこのガキ!」

「ママのことなかせた!わるいおにいちゃん!」

「へ?」



ママのこと…って、橋本さんの、こと?



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