初恋はユーレイ君と!?







━━━━━━あたしは、拓也くんの体を支えるためにしゃがんだ━━━━。






と同時に、力尽きたようにグタッと首が後ろに反れた拓也くん。







あたしは拓也くんを支えた。






拓也くんは、死んだように目を閉じていた……。








「……………………嘘だ…………っ……」







━━━━━━━━━━━……………







あたしはその瞬間、感じた…………。









これ…………………真斗とカレンさんに似てる、って………………






悪い奴からカレンさんを守って死んだ真斗……







悪い奴からあたしを守って力尽きた拓也くん……………。









全く………同じことが起きてると…………。




















だったら……このまま拓也くんは………











「…………いや…………………嫌!!!


拓也くん!………起きて!…………死んじゃヤダ!」










あたしは必死に、拓也くんの体を揺さぶった━━━━━………。








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