初恋はユーレイ君と!?
あたしは、澄まして近づく。
風は、あたしと不良軍団の間を通り過ぎる。
「あんたさ、なんか態度悪いよね。」
南 カンナが、立ち上がりながらそう言った。
「…………こういう性格なの。ごめんね。」
負けてたまるか。
泣いたら、負けだ。
「……ちっ…あんたはウチから拓也を奪った!
そのくせ何しても無表情だし、
まじムカつく!お前なんて死ねばいいのに!」
「………………ほっといても人はいつか死ぬよ。心配しなくてもいい。
………あと………
別に拓也くんを奪ったわけじゃない。」
拓也くんを好きになったことなんて、
ないから。
そしてこれからも、
恋に変わることなんてない。