青空の下へーその手に願いを込めてー
私は、声を発した人物を見る。
「っ………」
「音羽ちゃん、大丈夫?もしかして、また発作が…!」
「あ、い、いえ…大丈夫です。何でもありません」
慌てた声の東野先生に、心配ないと告げる。
「そうかい?体調が悪くなったら、すぐに言うんだぞ?」
……なんでしょう…
一瞬、息がつまりました…。
それは、いつも感じる苦しい発作ではなく、
もっと、淡い苦しみ。
物悲しいのに心が晴れるような、そんな気分なんです……。
「じゃあ、音羽ちゃんも大丈夫そうだし、俺はそろそろ行くよ。じゃあね、音羽ちゃん、またお見舞いに来るよ」
そう言って、東野先生は、私の病室を出て行った。
「っ………」
「音羽ちゃん、大丈夫?もしかして、また発作が…!」
「あ、い、いえ…大丈夫です。何でもありません」
慌てた声の東野先生に、心配ないと告げる。
「そうかい?体調が悪くなったら、すぐに言うんだぞ?」
……なんでしょう…
一瞬、息がつまりました…。
それは、いつも感じる苦しい発作ではなく、
もっと、淡い苦しみ。
物悲しいのに心が晴れるような、そんな気分なんです……。
「じゃあ、音羽ちゃんも大丈夫そうだし、俺はそろそろ行くよ。じゃあね、音羽ちゃん、またお見舞いに来るよ」
そう言って、東野先生は、私の病室を出て行った。