本気で大好きでした。


病室を飛び出してきたものの、やっぱりお母さんの様子が気になる。

面会時間なんて、とっくに過ぎてるじゃん。

そんなに、ヤバいの?


どうしよう。

戻ったほうがいいのかな。

歩いて帰る力もないし。

あの家に帰る気にもならない。


「あっ!いた… 理緒っ!」


息を切らして走ってくる那緒。

お母さんのそばにいればよかったのに。

なんで、あたしの方に来たの?


「ねぇ、理緒… お母さんのところ、戻ろ?」

「うん……  あ、でも… 那緒、お願いあるんだけど…」

「え?なに?」

「那緒さま… タバコ買ってください…」


両手を合わせて、お願いするあたしに

那緒は


「ダメっ!病気になっちゃう!
てゆーか、あたしまだ未成年だよ!」


全然考えてなかったけど
あんまり年上すぎても、お母さんいくつで産んだのってなるよね…

てっきり、大人の部類かと……


「那緒の年は?」

「理緒が、15?」

「うん」

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