本気で大好きでした。
先に歩いて行ってしまった彼方を
小走りで追いかける。
「ありがとうございました〜」
やっぱり、那緒と彼方のお兄ちゃんが会計済ませちゃったんだ。
「ねえ待ってよ、彼方!」
「あぁ、ごめん」
「どうしたの?」
「寒いから早く車乗ろっか」
どうしてすぐに話を逸らすの?
ねえ… 彼方ってば…
車に乗り込むと
すぐに車は動き出した。
「もうこんな時間かぁ〜」
ケータイを開き時間を確認すると、すでに日付が変わっていた。
「ほんとだぁ〜、理緒今日からハードだからね。一緒に頑張ろうね」
「那緒こそ疲れてるんだから、ゆっくり休んでね」
あたしと那緒の会話を聞いて、「うんうん」と頷く彼方のお兄ちゃん。
「仲のいい姉妹だ」ってニコニコしている彼方。