さよならの魔法
始めは行くことを悩んでいましたが、結果的には行って良かったと思います。



過去は変えられないし、変わらないことを知りました。

忘れられないものだということも、改めて実感しました。


いじめられていた方はトラウマになるほど忘れられなくても、あっちは忘れている。

そのことを知った時、悲しくもあり、虚しくもあり、バカらしく思ってしまったんです。



気にしているのは自分だけで、いじめた方は綺麗さっぱり忘れて接してくる現実に。


どうして、私だけがこんなに苦しみ続けなければならないのだろう。

過去に囚われなければならないのだろう。


腹立たしい現実を知り、悩むことを止めようと決めたんです。



忘れられないし、忘れられるものでもない。

私は、きっと今でもあの頃のことを許していないのだと思います。


それでも、前を見ようと思いました。

後ろばかり気にしていないで、前を向こうと決めました。



今でも人間関係を築くのは苦手だし、人というものが怖いと思うことも多々あります。

あの頃のことがトラウマになって、他人に対しての恐怖感という目には見えない形で、心のどこかに残ってるのかもしれません。



side・ハルは実話ですが、ユウキの方は創作です。

私は、初恋の人と結ばれることはなかったので。


彼女がいたらしいということだけは、ほんとのことですが。


大好きだった人と、同窓会の席で再会した。

その出来事が、この話の核になっています。



エブリスタでは続編を書かずに終えましたが、こちらではその後の2人を書こうと思っています。

構想段階ですが、時間が出来たら書くつもりなので………一旦は完結になりますが、気長にお待ち下さい。


一通り作品を移転させるので、次回作も移転して加筆修正した作品になります。


完結まで、1年もかかってしまい、申し訳ありませんでした。

次回作もよろしくお願いいたします。



2014.7.24          七葉
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