~宿命~
俺はそんな水和の表情を見て爆笑してやった。
水和:「何笑ってんのよ。やっぱりあんた、最低~。」
明隆:「ハハハッ!そうか?こんな最低の横で良かったらおいで。パートナーとして受け入れてやるよ!」
水和:「本当っ!?」
明隆:「おう!よろしくな。」
水和:「やった~!私、何も出来ないけど、頑張るね!あっ!そうだ!これからは沙奈羽って呼んでね!パートナーなんだから。」
明隆:「はいよ!俺も呼び捨てでいいからな。」
帰ってきた時にはすでにパートナーにしようと決めていた。
あの時の水和の表情が俺を変えさせた。
自分が朽(く)ち果てようとも守ってあげたいという気持ちが何処からともなく沸き起こり、俺は過去を思い出にする事が出来た。
心の中で〔ありがとう〕と何回言っただろう。
これからどんな辛いことがあろうと俺は俺のやり方で守っていくと誓った。

そして、二人はそれぞれの布団を寄せて眠りについた。
< 150 / 200 >

この作品をシェア

pagetop