~宿命~
次の日の夜12時。
水和は部屋で休ませ、一人で捜査しに行った。

深夜1時。
廊下を歩いていると砂利を踏む音が聞こえてきた。
明隆:「昨日と同じ。奴か。」
耳を澄ませ、居場所を探る。
前から聞こえるが誰もいない。
俺は忍び足で足音をつけた。
だが、床が木で出来ていた為、歩く度に床がきしむ。
その時、ふと頭に浮かんだ。
床下はどうなっているのかと。
二階はコンクリートの上に木が敷かれた構造だが、一階も果たしてそうなのか。
床を調べていると、陶器(とうき)のような物の割れる音が前方から聞こえてきた。
俺は闇に包まれた長い廊下を猛ダッシュで駆け抜ける。
明隆:「うっ!」
玄関の近くで足の裏に激痛がはしった。
その場で座り込み、月明かりに足の裏を照らしてみてみた。
割れた花瓶の破片が刺さっている。
運良く小さな破片で怪我も最小限にとどまっていた。
挑戦状と捉えた俺は怒りを堪えて他の骨董品を見に行った。
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