君色チューリップ

「愛美ー起きなさいー」

「ふぁあ・・」

私は目をこする。

一日の初めは目をこすることから始まるのか。

「優希君ー」

おい、なんだよその呼び方。

・・・って、今優希君って?

なんで知り合い・・・!?

「優希君、愛美の彼氏でしょ」

おいおい、なんでしってるんだよ。

後ろでてへっと笑ってる優希が見えた。

くっ・・この笑顔には勝てない。

もういいや、

「そうだよ」

あー知られたくなかった。

なんて想いながら朝ごはんをもぐもぐと食べた。
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