約束~幸せのクローバー


槇野先生は田口先生の視線を追ってやっと私に気付いた。


今の今まで槇野先生は私がいる事に気付かったらしい。



「槇野せん……せい?」



「あっ!美羽……今の話し聞いた?……よな」



「先生、今言ってたのはどういう事ですか?」



「廉、話した方がいいわ。
黙っていれば大崎さんが傷つく事になるかもしれない」



「美羽、今日は補習は中止にする二人で話そう。
その後、送ってく」


< 158 / 346 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop