A promiseーあの日の約束ー

人助け


昼休み。

私はいつものようにお気に入りの場所へ向かう。

昇降口を出て少し歩くと大きな木と白いベンチ。

「……」

私はそこに腰を下ろした。

ここは丁度葉っぱで遮られていて、日光は届かないし教室からも隠れてる。

偶然見つけたら一発で気に入ってしまった。


学校で唯一本当の私でいれる場所。

うざったい変装を解くと私は息を吐き出した。
< 16 / 32 >

この作品をシェア

pagetop