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 アルバムの後半はロックを基調とし、知り合いなのか、はたまたスタジオミュージシャンなのか詳細はわからないが、他のパート楽器の演奏は世に出ているアーティストより抜きんでている。そのテクニック揃いも相まって、歌い人である〝フウ〟の情熱な歌声、それと逆行する詞が、まずはインディーズチャートを賑わし、有線市場を席巻し、メジャーデビューまで辿り着いた。メディアへの出演は一切なし。だが、一度だけ音楽雑誌、「ロックロック」の表紙を飾り、顔が晒された。清潔感溢れる流麗な長髪に、前髪から覗かせる、鋭く世を切り裂くような目。筆で書いたような薄い唇は冷たい詞に合致している。
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