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 「い、いやさ、だって〝北千住駅の外からタイミングを見計らって列車がホームに辿り着いて扉が開く瞬間に入ってこそ意味があると思う〟.って、そんなこと考えるのって鳩葉ちゃんぐらいじゃないかな?だから久しぶりに走って疲れたよ」
 青葉は汗を拭った。
「かちりと何かがはまった時って気持ちいいと思う」
 鳩葉はトートバックからペットボトル取り出し一口飲んだ。「パズルだって残りのワンピースがはまると気持ちいいし、曲だって三小節じゃなくて四小節の方がしっくりくるし、片足だけブーツ履いてても気持ち悪いし、かちりとハマるのよ。」
 彼女のその言葉を聞いて青葉は口をあんぐりと開けている。ポップコーンがあれば、百発百中で的を射ることが可能だ。
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