ノスタルジア
そんなこと言われたって、美容院なんて初めて来たし。
というか、澪に勝手に連れてこられたというか。
どうすればいいかなんて、全く分からないわけで……。
「……ぅう」
戸惑う私。
すると、後ろでお姉さんが優しく笑う。
「彼氏さんに聞いてきますね」
「かっ……彼氏」
「あれ、違いました? ふふ、ちょっと待っててね」
顔を紅くしてさらに戸惑う私を笑いながら、お姉さんは待合室のほうへと消えていった。