ノスタルジア
ちゃんと、言いつけどおり澪を起こしにいったんだよ。
だけど澪、起きなくて。
なんだか辛そうで。
起こすの可哀想だなって。
だから、こんな時くらい役に立ちたくて……勝手なことしたのは悪かったけど。
ちゃんとドアの外確認したよ。
澪の薬、知景が持ってきてくれたからもう大丈夫だよ。
早く元気になってね。
って…………。
そう、ちゃんと説明しなきゃいけないのに。
蛇に睨まれた蛙の私は、その冷たい視線を受けるだけで何も言えなかった。