不機嫌honey
家に帰ったら、リキがまだいた。



澪王とリビングでなんかやってる。



「まだいたのか」

「帰ってくんな、クソチビ」

「お前が帰れ、金髪」

「仕事してるんですぅ~」



あっそ。



って、また飲んでる…。



「お前らヒマだな」

「だから仕事中」

「何してるの?」

「それより、おかえり」

「た…だいま…」



ニコッと笑った澪王にきゅん…。



仕事が休みだからかな?



なんだか最近穏やか…。



「着替えてくる」

「おぅ」



着替えてからまたリビング。



昨日から酒臭いこの部屋。



暑いの嫌いだから窓は開けたくないし…。



耐えなきゃダメか…。



「シュリ、おいで」



ダメダメ、それに弱いの。



何でもいうこと聞いちゃう…。



「楽譜?」

「読める?」

「わかんない。音楽は歌しかすきじゃない」

「シュリらしい」

「酒臭い…」

「昨日からずっと飲んでっからな~」



飲み過ぎなんじゃない?



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