不機嫌honey
その後はみんなでメシ。



久しぶりに食ったユウリのハンバーグに泣きそうになった。



「そんなに食べたらまた太るよ?」



ユウリにそう言われてショックを受けたり。



希王がユウリの腕を絶賛してたり。



リムは自棄になったのか、相当食ってた。



「じゃあね、リム」

「シュリちゃん、学校辞めても友達でいてくれる?」

「うん、リムは友達!!」

「また来ていい?」

「来るならユウリがいる時に来てね」

「うん、好きだったよ」

「そういうのはいらねぇんだよ。ちなみに澪王との関係は内緒だからね」

「ははっ!!わかってるよ。じゃ、またね!!」



帰ってったリムに、なんだか男気を感じた。



偉いな、アイツ。



10代の恋か…。



青春だな。



「兄さん、泊まっていい?帰るのめんどくさい」

「好きにしろ」



希王が泊まってった日の夜、不思議とテンション高めの音楽が頭の中を支配した。



失恋する。



それもまたひとつの恋のカタチ。



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