BLACK or WHITE


そんなことを、ボーッと考えていたら、黒田君は、


「センパイは?」

と聞いてきた。
それに答えると、さっと店員さんを呼んで、注文を済ませた。


「ありがとう」

「いえいえ。──ところで、センパイは何で俺を誘ったんですか?」


ずっと気になっていたのだろう。
彼は、単刀直入に用件を聞いてきた。


「そう、黒田君の仕事のことで、ね」

「俺の仕事?」

「黒田君、せっかく仕事ができるのに、やる気というか、熱意というかが、ちょっと足りなくて、もったいないなと思ってたの」

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