BLACK or WHITE
「…そんな無理してまで、食べなくても」
彼に少し呆れながら、そう言うと、
「せっかくお店の人が作ってくれたのに、申し訳ないだろ。それに、少しは苦味に慣れた」
と言ってにやりと笑う。
「お前と付き合いはじめてから、な」
…慣れるというほど、彼が苦いものを食べているとは思えないのだけど。
現に、その程度の苦さで、音を上げてるし。
それに、その“にやり”は、一体どういう意味だ…?