BLACK or WHITE


ヤバい、と俺は内心焦る。


超がつくぐらい忙しいこの時期に、戦力である彼女にマイナスのイメージを持たれると、非常にやりづらくなる。


顔をあげてからの一瞬の間に、俺はそんなことを考えて狼狽していた。




―――しかし。



「砂糖とミルクはどうしますか?」



彼女はそう聞いてきた。



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